「LCCって安いけど、どうなの?
不安だし、やっぱやめたほうがいいのかな?」
LCC(格安航空会社)を利用したことがない人は、きっとこんな不安を抱いたことがあるだろう。
ブログ主もそう思っていたが、
2023年6月初めてLCCのエアアジアXを利用し、マレーシアのペナン島へ行ってきた。
そこで、同じように悩んでいる皆さんの少しでも役に立てればと思い、実際に乗ってきた様子をレビューしよう。
【この記事の内容】
- エアアジア、実際乗ってアリ?ナシ?
- 「LCCは狭い」と噂の座席の様子
- 有料の機内食ってどんなの?
- 機内持ち込み手荷物の重さは、実際チェックされるの?
- LCCは遅延が多いと聞くが、どうだった?
これらはあくまでもエアアジアXの体験談ではあるが、大体LCCは似たようなシステムなので、他社利用の際もある程度は参考になるはずだ。
注:エアアジアXは、エアアジアグループの中の長距離国際路線を運航する会社。面倒なので以降は単にエアアジアと呼称する。
今回の旅で利用した路線は以下の通り
・関空↔クアラルンプール(以後KLと略す)
・KL→ペナン島(帰路は陸路移動)
エアアジア、実際乗ってアリ?ナシ?
個人的には、全然アリ!
これだけ安く海外へ行けるのはやっぱすごい!と実感した。
【参考】
関空→ペナン島 18,650円(機内食650円込
KL→関空 16,053円
ただ大前提として「エアアジア含めてLCCは、移動手段としての最低限つまり目的地まで運んでくれたら十分」と思って選ぶべし。
LCCが格安なのは、徹底したサービス等のコストカットや厳しい荷物制限などを設けているからこそだ。
故に、座席指定や預け入れ荷物、機内食、購入後の変更などは原則すべて有料となる。(一部例外もあるとは思うが)
もし「これがないと我慢できない!」というサービスがあるなら、そのオプションを含む合計金額と、他のレガシーキャリア※の値段を比べて、どちらを利用するのが良いか検討してみよう。
※ANAやJAL等のいわゆる普通の航空会社。フルサービスキャリア=FSCとも。
座席の様子は?やっぱ狭いの?
結論から言えば、確かに狭めではある気がした。
とはいえ、苦痛を感じるほど窮屈でもないし、文句なく耐えられるレベルである。
しかし、隣人に肘掛けを占有されたり腕組みされると、ほぼ確実に領空侵犯が起こる。まぁ、これはレガシーキャリア利用時でも起こりうる問題ではあるか。
ただ、ブログ主は通路側の席だったのだが、通路がかなり狭いと感じた。(写真はレンズの関係で少し歪んでいるので、より狭く見えてしまっている)
人やカートが通る時、かなりの確率で体(特に肘掛けに置いた腕)に当たっていたので、はみ出し要注意だ。
ちなみに、どの座席に割り当てられたかはwebチェックイン時に分かる。
また、見てのとおり個人用画面はない。これは一概にLCCだから、ではなく機材によってはある場合もあるらしいし、レガシーキャリアでもない場合もある。
↑KL→ペナン島の国内線の機体では、テーブルの裏は広告スペースとなっていた。
ちなみに、この旅をした2023年6月でのマスク着用についてだが、予約段階では↓このように案内があった。
マスクの着用について:
AirAsia からの予約確認メールより
ご自身で、マスク(できれば3層構造のサージカル(医療用)マスクまたはN95マスク)を持参していただく必要があります。チェックインから受託手荷物の受け取りなど、フライト中およびフライト後にマスクを着用していただく必要があります。
しかし実際の機内では、CAさんも乗客もほとんどの人が着用していなかったので、ブログ主も途中で外した。
有料の機内食どんなのだった?
ブログ主が購入したのは、チキンビリヤニと水250mlのセットだ。
事前予約であれば44%OFFということで、お値段は650円。ブログ主は「結構安い。外食より全然安いじゃん」と感じた。
機内食を購入した理由は、値段が思ったより安かったことと、フライトの時間帯が丁度お昼を挟む(関空8:55発→KL14:40着)からだ。
ちなみに帰国便は、深夜だったので購入せず。
中身はこんな感じ。ビリヤニとチキン、漬物っぽいものが入っていた。
このチキンが結構スパイシーで、ご飯であるビリヤニが進む進む。さすがインド系の料理!個人的には好きな味で、かなり満足した。
↓メニューは何種類もあるので、好みのものを選べる。
↓【比較用】レガシーキャリアのタイ航空の機内食。すごく豪華に見える…!
余談だが、
私の隣に座った若い男性2人組は、驚くことに7時間ほどのフライトの間、何も食べず水すら一滴も飲まずに過ごしていた。さらに、トイレも行かず、会話もあまりなくただ座っていたのだ。
その横で、食事して水飲んでトイレにも行った、己の生理現象に忠実なブログ主には、にわかに信じがたい光景だった。彼らが体調良く旅を楽しめたことを祈る。
機内持ち込み荷物の重さはチェックされるのか?
LCCでは荷物の預け入れは有料なので、安く済ませるため機内持ち込み荷物だけで旅をすることになる。エアアジアを始め、多くのLCCでの機内持ち込み手荷物の重量制限は7kgだ。
気になるのは「実際に確認されるのか?」ということだが、しっかり計量された。ただし、往路の1回のみであった。
往路では、
webチェックイン済でもパスポート確認のため、空港カウンターへ行くよう指示があった。その際に手荷物の重量確認が行われた。
ちなみに、KLにて国内線乗り継ぎをしたが、その際はなかった。
しかし復路では、
webチェックインのみでOKであった。なので当然カウンターには行かず。
「保安検査の途中で、エアアジア職員がいて重量チェックがあった」というネット情報を見たので身構えていたが…その後一切計量されることなく搭乗する流れとなった。
なぜ無かったのかは分からないが、深夜便だったからかもしれない。
重量チェック時に使える小技
重量制限の7kgは、思ったより少ない。
今回のブログ主のように2週間ゲストハウスに泊まる旅だと、相当必死に荷造りしないと簡単に超えてしまう重さだ。
ただし、身につけているもの(服、ポケットの中、手に持っているもの)は計量されない。
「荷物は重量制限より全然軽いぜ!余裕!」という荷造り強者以外は、これを使わない手はない!
重たい上着は例え暑くとも着込んだり、ポケットに入るサイズの重たいものはとにかく詰め込んだり、ポケットに入らないタブレットPC等は手に持って計量に臨むべし。
勿論ブログ主も実践し、超過料金をとられることなく無事通過できた。この情報を教えてくれた先人たちよ、深く感謝する。
ただ、係員さんに「7kgに近いので、帰国時にはお土産とか気をつけてくださいね~」と言われたので、やはり帰国時も重量チェックするのが通常のようだ。
↓LCCに乗るなら、どこでも計量できるよう持っておくのがオススメ
LCCは遅延が多いと聞くけど、遅延はあった?
3フライト中、1回だけ遅延があった。
往路
・関空→KL:遅延なし。
・KL→ペナン島:使用機材の到着が遅れたため35分遅れでの出発となった。
復路
・KL→関空:遅延なし。(ペナン島→KLは陸路移動)
今回ブログ主は遅延しても問題はなかったが、
例え遅延が発生しても対応できるよう、乗り継ぎ便の時間には注意されたし。LCCはそういった場合の補償はないので要注意だ。
まとめ:LCCは、特性を理解して利用すれば大丈夫!
ここまでご紹介したように、LCCは色々と制約が多い。
それらを十分に理解・納得した上で、それでも安く飛行機に乗りたい!と思える人にとっては、LCCは素晴らしい選択肢になる。
あなたは、どんな旅をしたいだろうか。
まだまだLCC旅の経験値が浅いブログ主の記事を、最後まで読んでくれてありがとう。
あなたの旅が、素晴らしいものになりますように!
ではでは。
↓今回の旅に出ようとした経緯。興味あればどうぞ。
↓次の記事
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