「石垣島で、ローカルな雰囲気あふれるお店に行ってみたい」
「安くて美味しい石垣島の定食屋さんに行ってみたい」
「市街地以外のお店に行ってみたい」
そんなあなたにおすすめしたいお店がある。
ブログ主が2023年2月に行ってきた石垣島ぶらり旅にて、
島の雰囲気あふれるレトロな食堂『ヤスとカマーの店』で美味しいご飯を食べてきたのでご紹介しよう。
なかなか風変わりな名前だが、人情味あふれるご夫婦の素敵なお店であった。

お店の場所
南ぬ島石垣空港から車で約10分。
国道390号線沿いにあるが、見逃しやすいのでご注意を。

今回、ブログ主tonamo(以下、Tと略す)が泊まったホテルからは徒歩10分ほどの距離にある。
ヤスとカマーの店へ行ってきた
その日、T は昼過ぎに石垣島空港へ到着し、すぐにこのお店へ昼ごはんを食べに向かった。
空港から北へ行くバスは夕方16時過ぎまでなかったので、仕方なくタクシーを利用(料金2,000円ほど)。
スーツケースを抱え、タクシーを降り立つと…

なんと、ヤギが出迎えてくれた!!おっかなびっくり。

スーツケースのニオイを嗅ぎに、こんなに近くまで寄ってきてくれた!
「…撫でたりしていいのかな?」と手を伸ばそうとすると、一目散に逃げていってしまった。ごめんよ。

お店の入り口。
中の様子が全く見えないので、ビビリなTは「入り口はここ…だよな?開けていいんだよな?」と不安になりつつ、いざ突撃。一人旅でもっとも緊張する瞬間である。
時刻は14時頃であったが、こじんまりとしたお店の中はほとんど席が埋まっていた。皆2~3人組でくつろいだ感じで話しており、一人客は私だけのようだ。
運良くカウンターが空いていたので、そこへ案内してもらえた。

さて、何を頼もうか。
基本的にどれも良心価格である。ありがたい。
事前にグーグルマップでお店の情報を見ていた時は「八重山そば食べに行こう!」と思っていたが、人の気分は変わるものだ。
石垣島っぽい定食が食べたい。
「フーチャンプル定食お願いします!」

そして、これがフーチャンプル定食である。
お値段750円にしてこのボリューム。しかもめっちゃ美味しそう。
ちなみに「フー」とは「お麩」のことである。

麩なのに、まるでお肉みたい!豚こまみたいな感じ。
塩コショウが効いてて、ご飯が進む。
美味しい~!
実際、麩だけでなく鶏肉も少し入っていたし、沖縄といえばの↓スパムも入っている。
キレイな緑色の葉っぱは、見たことのない野菜。
少しヌメり気を感じるが、シャキシャキしていて美味しい。味は少しキャベツに似た感じもする。
なんだろう、これは。
おかみさんに聞くと、「オオタニワタリ」という観葉植物みたいな見た目の葉っぱの新芽部分で、石垣島の島野菜だと教えてくれた。
初めて食べたけど、うまいなこれ。

↑写真は後日ゆらてぃく市場で買ったもの(ホテルで洗って食べたときの写真)
後にご主人も出てきて、「こんなオオタニワタリっていう葉っぱが入ってたんだよ~」とわざわざ見せに来てくれた。
ご夫婦ふたりとも優しいなあ。一人旅はこういう現地の方とのやり取りが染みるし、楽しい。

汁物も、アーサ汁かな?
他の小鉢も全部、本土では食べたことないような島の食材が沢山で、石垣島らしさをめちゃくちゃ味わえる定食だった。
そして何より、どれも美味しい。最高!

美味しくすべてをいただいた。
基本的にTは出されたものは残さず食べる派だ。
だから食べすぎてすぐ太る。困ったもんよ。

↑カウンターの様子。
おかみさんが出てきて横の方で会計したり、常連さん方と楽しくお話してたり。
観光客らしき若いカップルもいたけど、地元民と思しき方々が多いように感じた。観光客向けの素敵なお店も多いけど、こういう地元の方に愛されてるお店もすごく好きだ。
帰り際、おかみさんに表にいたヤギのことを聞いてみたが「触るのは逃げるから無理よ」と言われた。はい、まさに仰る通りで。
そして、
美味しい石垣島のご飯が食べれて、とても幸せな気分でお店を後にしたのであった。
「石垣島らしい雰囲気と、美味しい郷土料理を気軽に味わってみたい!」という方に、かなりオススメできるお店だ。ぜひ機会あれば行ってみてほしい。
もし「石垣島に行くことはできないけど、フーチャンプル食べてみたい!」という方は↓手作りでご挑戦を。
余談:島の方の優しさに涙
さて、幸福感いっぱいでお店を出たTはホテルにチェックインすべく、スーツケースをゴロゴロ言わせながら歩き始めた。

ホテルまでは徒歩10分ほどの道のりである。
上の写真ではパッと見わからないが、何かの実が大量に落ちており↓

スーツケースが引っかかりまくるので、持ち上げねばならない難所が連続していた。
すると、後ろから「おーい」という声が。
振り返ると、
さっきのお店で、丁度私の後すぐに出てきたお客さんご夫妻が、車を停めて私に呼びかけているのだった。
「もしかして空港まで行くのー?
なら空港の先に行くところだから、乗せてあげようかー?」
や、優しすぎる!!!
私が一人空港方面へ向かってスーツケース持って歩いているのを見かねて声をかけてくれたのだ。
コロナも一時期よりはマシになったとはいえ、
こんなご時世に、全くの見ず知らずの観光客を車に乗せてあげようと思ってくれるなんて!!!
涙が出そうだった。
でも、せっかくのご厚意なのだが、
目的地はすぐ近くの場所なので、そう伝えて遠慮させてもらった。
いやーほんと、心優しい方々がいるんだなあ。
今思い出しても涙がジワっと来るほど、嬉しい体験だった。

その後、ゆったりとこんな↑島の風景を楽しみながら歩いて、無事宿にたどり着いたのであった。
今回も最後まで読んでくれてありがとう!
次回は、マングローブ林を見に行ってきた話を書くつもりだ。乞うご期待!

★「キサマの石垣島旅のこと、もっと知りたくなったぞ!」という方は、旅の全貌のまとめ記事を一生懸命作ったから↓見て~!
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