あなたは以下の項目に一つでも当てはまるものがあるだろうか。
・LCCでマレーシアへ行く予定がある
・LCCでクアラルンプール国際空港にて乗り継ぎ予定がある
・海外の空港情報に興味津々である
・何故かは分からないが、気がついたらこのページを見ていた
当てはまった皆さん、おめでとう!
なぜなら、この記事があなたの役に立つ可能性が高いからだ。暇つぶしにもぴったりといえよう。
ブログ主は2023年6月マレーシア・ペナン島へ旅行した際、
LCCのエアアジアを利用し、クアラルンプール国際空港にて乗り継ぎを行った。
この記事では、以下の情報をご紹介しよう。
- クアラルンプール国際空港の雑な概要
- 国内線乗り継ぎと入国審査について
- 旅行者に優しい設備(無料の充電スポットや給水機など)
- 空港で見かけたお店や看板、異文化を感じる面白い光景など
クアラルンプール国際空港の雑な概要
マレーシアの空の玄関口であるクアラルンプール国際空港(以降、KLIAと略す)は、巨大なハブ空港である。
メインターミナルであるKLIAと、LCC専用ターミナルのKLIA2(ターミナル2とも)に分かれている。
余談だが、メインターミナルの中には何と森(ジャングルボードウォーク)がある。数年前に行ってみたが、思った以上に自然あふれる空間だった。待ち時間の散策、気分転換にもぴったり。
↑入口。扉を抜けると、そこはジャングル!↓
しかし今回、エアアジアに乗ったブログ主が利用したのはKLIA2である。
LCCに乗ってマレーシアへ来たのは初なので、こちらのターミナルも初訪問だ。
このターミナル、LCC専用とはいえ正直かなり大きい。
飛行機を降りてから、乗り継ぎや入国審査のあるエリアまでが結構遠い道のりだったので、これから行く人は頑張って歩くべし。
「まだ歩くんか…?何だ、この先の見えない長い通路は?」といささか不安になるほど。長~い無機質な通路を歩きながら、ちらりと窓の外を見ると…
ソニーの広告付きの飛行機が見えた。面白い、飛行機がヘッドフォンしているデザインだ。
移動距離は長いが、このように面白いデザインの飛行機を見ることができるかもしれない。
国内線乗り継ぎについて
「海外の空港で乗り継ぎちゃんとできるかな…」と不安な方もいるだろうが、ご安心を。
空港の中は案内表示がしっかりしているので、初めてでも迷子になる可能性は限りなく低い。
こんな感じでしっかり表示されているので、自分が行くべき場所を目指して進もう。
ブログ主の場合は、ペナン島への乗り継ぎがあったので「Domestic Transfer」を目指した。
途中、入国審査ゾーンの前を通ったのだが「うわ~…」と思うくらいの長蛇の列となっていた。まあ飛行機一台だけでも数百人乗っているのだから当然といえば当然ではあるのだが。
乗り継ぎ専用の入国審査での目を疑う光景
案内に従って進むと、乗り継ぎ専用の入国審査ゾーンへ着いた。そこは通常の入国審査とは違い、かなり小規模で、レーンも2つ程しかなかった。
驚いたことに、そこには他の利用者は誰一人おらず、何と待ち時間ゼロで入国審査を受けることができたのだ!
普通の入国審査では、あんなに長い列で皆ダルそうに待っていたというのに。乗り継ぎしてよかったァァァ!と思わずテンション上がってしまった。
興奮冷めやらぬまま入国審査を受ける。
マレーシアは入国カードがないので楽ちんである。パスポートを審査官に渡し、その後は指示に従い指紋認証を行う。質問も特にされることはなかった。
この間、何気なく審査官を見ていたブログ主は、とんでもないことに気づいてしまった。
何と…審査官の着てる服がジャージだったのだ!
黒い服だったので初めは気が付かなかったが、これは紛れもなく、あの背中合わせで体育座りしてる人たちのロゴのジャージだ。
入国審査官、ジャージて!
まさかの事態に、平静を装いつつも再びテンションがぶち上がる。
日本なら制服しか許されなさそうだが…どうやらマレーシアでは別の服でもOKならしい。ゆるい。あぁ素晴らしき、これぞ異文化。
そんなこんなで無事入国審査を抜け、続く荷物の保安検査も何事もなく済んだ。誰も待ちがないので、びっくりするくらい早く終わってしまった。
後はもう、搭乗口付近まで行くことと、空港内をぶらつくのみ。ちなみに乗り継ぎ時間は約3時間の予定だ。
しかしこの空港、移動距離が本当に長い!いや、日本の空港の規模が小さいのか?
ほぼ人のいない無機質な通路をひたすら歩いた後に、やっとお店がある活気あるエリアまで辿り着いた。
旅行者に優しい無料の設備
まずは1つ目、無料の給水器。
紙コップもあるし、水だけでなくお湯も出る!
よくあるウォーターサーバーではあるが、これが空港の無料サービスってすごくない??数年前の他の空港では、只の水飲み場みたいな感じだったのに。
今回、日本を出発した関空では、なぜか搭乗口付近で給水器が見当たらず困った。
国際線に乗る際は、保安検査で空の容器を持ち込んで、搭乗前に給水するというのがケチなブログ主のルーティーンだったのだが。
しかし先程、関空のHPでフロアマップ見たのだが、該当エリアに給水器マークはちゃんとあった。おかしいな~結構歩いて探し回ったのだが、大量に水が売られた自販機しか見当たらなかった。怪現象だ…私の目がおかしくなったのか??
お次は、無料の充電スポット。
半個室のように仕切られているタイプ。ゲートエリアに複数あった。
↓プラグの形状は、コンセントでもUSBでもOKなタイプ。USBなら変換プラグ使わなくて済むからありがたい限りだ。
これ以外にも、各ゲート前の待合スペースでも電源がいくつも設置されており、皆椅子に座ったまま利用していた。
この空港、色々とデザインがおしゃれ!
空港内を歩いてると、「うわーなんかおしゃれ!」と思わせてくれるデザインのものが沢山あったのでご紹介。
ゴミ箱だが、これなら遠目からでも見やすい。アイデアが素晴らしい!
工事中エリアの壁も、おしゃれ~。
マレーシアの都市の名前や、有名な建物なんかが描かれている。
傘もインテリアになることを教えてくれる。
これコーヒーショップの広告かと思ったのだが、このお店がどこにあるのかは分からなかった。
テナント横の壁のデザインも、一々おしゃれ。(褒めてる)
トイレの中まで、おしゃれデザイン!
鏡が飛行機の窓になっており、これからの空の旅をよりワクワクさせてくれる演出。
でも、ハンドソープの位置が低すぎて笑ってしまった。
写真じゃ分かりづらいかもしれないが、ちょっと使いづらかったぞ。
個室の中のデザインは普通だが、かなりキレイに保たれていて素晴らしい。
↑トイレをキレイに使ってもらうための可愛らしいメッセージ。トイレの状態に不満があれば、Whatsapp経由で苦情言えるっぽい。うーん、すごいな。
出た!この東南アジアおなじみの手動ウォッシュレット。
これ見ると「あ~海外来たんだな~」といつも実感する。いやそれ以外でも実感するけども!
異文化を感じた面白い光景
まずはこれ。何が売られてるか、おわかりだろうか?
正解はデーツ。
デーツの量り売りとか、海外ならではじゃなかろうか。デーツ美味しいよね。
お次は、キオスク的なお店かと思いきや…
売られているのは…これでもかと棚に詰め込まれたパン!これ全部パンである。
さらに驚きなのは、レジに並ぶ人が皆1~2個どころじゃない大量のパンをカゴに入れて購入していく様子だ。
「そんな大量のパンを空港の制限エリア内で買ってどうするんだ?皆大家族なのか?機内で全部食べるのか??何なんだ、どうなってんだ!?」と到底ブログ主には理解できない光景だった。
このでかくて美味しそうなバナナケーキに、ブログ主は目が止まった。
すごく買いたかったが、何故かこれだけ値札がなかったのでやめた。(後に街中のスーパーでも発見し購入。うまかった…)
お次は、空港職員が使用しているものと思われるセグウェイ。広い空港だから、己の足のみだと職員も大変なのだろう。
テナントの裏口にて、セグウェイに乗ってきたであろう警備員とお店のスタッフがおしゃべりしているのを発見。なんだかほんわり。
海外に来ると、日本ではほぼ見かけないであろう、ゆる~く働く人々の姿をよく目にする。空港職員が普通にベンチで寝そべって休憩していたり、でかい声で雑談していたり、客がいない間スマホに夢中になっている店員さんなどなど。日本だと絶対クレーム入れてくる輩がいるだろうなぁ。
マレーシアの有名カフェチェーン店で軽食を
小腹がすいたので、マレーシアの有名チェーン店『OLD TOWN WHITE COFFEE』にて軽食を取ることにした。このお店は過去のマレーシア旅行でも利用したことがあり、軽食メニューも充実しているお店だ。
↓お店の入り口にあるこちらの機械で、オーダー入力と会計ができる。
オーダーの最後に、端末の右下にある少し赤く光っているトークンを1つ取らなければならないのだが、何のことか分からず、しばし苦戦。
一旦諦めて、他の人がオーダーする様子を見て「あ~アレのことか!!」と再チャレンジし、無事オーダーできた。これから行く人は、これで困らずに注文できるぞ。
オーダーしたのは、マレーシアやシンガポールでの定番バター入りカヤトーストとテ・タリク(ミルクティー)
【合計14.50RM(リンギット)約446円】
ペラっとトーストをめくると、ココナッツを使用したほんのり甘いカヤジャムの上に、バターがドーンと乗っている。甘さとバターの塩っぱさが絶妙なコンビネーション。背徳の味、最高!!
さらに東南アジアでは、コーヒーや紅茶は砂糖入りの甘ったるいのが出てくるのがデフォルトである。このテ・タリクという紅茶は、コンデンスミルクを使っているらしい。ほんま、甘々やな~!(どっかのカタギじゃない人風)
うん、海外旅行中はダイエットなんて概念は脳内から消し飛ばして楽しむべし。
乗り継ぎ便が遅延したってよ
その後、のんびりしてから搭乗口へ向かったが…何と遅延とのこと。おやまあ。
LCCは遅延が多いらしいと聞いていたが、なるほど早速遭遇したか。どうやら使用する機材がまだ到着していないらしい。
しばらく待つと、ゲートに飛行機が到着し、乗っていた人々が降りていった。
その後、搭乗案内が始まり、無事出発。
結果的に35分の遅延となったが、この程度で済んでよかった。
皆さんも、乗り継ぎが必要な航空券を購入する場合は、多少の遅延には対応できるよう余裕のある便(最低でも2時間以上が無難)を選ぶよう注意されたし。
さて、最後少し空港の話とは脱線した気もするが、今回の記事は以上だ。
これから旅に出る皆さんの少しでも役に立てたなら幸いである。
ではでは、今回も最後まで読んでくれてありがとう!
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