どもども!
海に沈む夕日を見るのが大好きなブログ主だ。
さて、皆さんも夕日が好きだろうか?
毎日太陽は昇っては沈んでいくが、それらを毎回鑑賞できるような優雅な生活を送っている人はそう多くないだろう。
というわけで!
そんな忙しい社畜の皆さんに、
ニートのブログ主がマレーシア・ペナン島のビーチで見てきた美しいサンセットの様子をお届けしよう。
・キレイな夕日の写真が見たい人
・テロック・バハンのサンセットビーチ情報を知りたい人
・前回紹介のTony’s Guesthouseにて、どんな楽しい体験ができるのか気になる人
・ドリアンの食レポに興味ある人
↑こんな方々にはきっと役立つ記事なので、是非読んでいってくれると嬉しい。
ちなみに今回は、
ブログ主の体験記を「面白おかしく、隠し味として皆さんの役に立つ要素も入れたストーリー仕立て」として紹介する試みとして書いてみた。
何せブログ主も、あなたと同じように文才の女神に微笑んでもらえなかった只の凡人なので、どうか寛容な心を持って先に進んでほしい。
さぁ、この先を読むか読まないかはご自由に。では、いってらっしゃい!
桟橋にて
時は2023年6月某日、夕方近くの時間だった。
マレーシアのペナン島西側に位置する、のどかな田舎町テロック・バハン。
海に突き出た桟橋の上を、自転車に乗った3人組がゆっくり走っていた。
1人は中年男性で、町外れにある自然いっぱいで居心地の良いゲストハウスTony’s GuesthouseのオーナーTonyだ。
もう1人も男性で、タイ人の坊主頭でひょろりとした若い男の子。
そして最後に日本人女性、ブログ主だ。
彼女は昨日このテロック・バハンの町に、ジョージタウンから移動してきたばかりである。
Tonyが「サンセットを見に行こう」と誘ってくれ、今ここに寄り道している途中だ。
実はタイ人坊主は、昨日もTonyとサンセットを見に行っていたようである。サンセット大好き…なのかな。
彼らはひとしきり桟橋から見える景色を楽しむと、再び自転車で走り出し、サンセットが見えるビーチへTonyの先導の下向かった。
サンセットビーチ到着
さて一行は目的のビーチに辿り着いた。
ビーチ沿いにはいくつかホテルが立ち並んでいたが、別にホテルのプライベートビーチというわけでもないようで、誰でも入れる場所のようだ。
天気は生憎の曇り空だったが、まだ日没までは時間がある。
「今日はあまり良い夕日は見れないかもしれないな~」とTonyも言っていた。しかし自然大好きブログ主は、自然現象だし別にそれでもいっか、とそんなに気にしていなかった。
まさかの乗馬体験
ビーチをブラブラ歩いてると、馬がいた。
どうやら乗馬体験的なものをやっているようだ。
Tonyはそこにいたスタッフと知り合いのようで、馬に乗せてもらっていた。
「うお~すごい、いいなあ。でもきっと有料なんだろうな~」とブログ主は思い、馬が歩いていくのを眺めていた。
そしてTonyが戻ってきたのだが、何と次はブログ主も乗せてくれるという。
「ラッキー!でも後で金請求されるかもな~」と内心ビビリながらも、せっかくなので乗せてもらった。
乗馬なんて、小さい頃にポニーに乗ったような記憶がある気もするが、大人になってからは初めてである。
結構揺れる!面白い!!
油断すると衝撃で「ぐはっ」となるけども、楽しい~!
馬を引いてくれてるお兄さんが、何と写真も撮ってくれた。かたじけない!
そうこうしていたら、後から来たタイ人坊主に抜かれていった。
その後、ブログ主が慣れてきた様子だったからか、お兄さんは馬を少し走らせてくれた。
やばい、超エキサイティング!!
無事に元いた場所まで戻り、馬から降ろしてもらった。
何と、料金は請求されなかった…!!
Tonyのおかげなのか、そもそも無料サービスだったのか何なのかはよく分からないが、楽しい貴重な体験をありがとう!
日没までココナッツシェイクはいかが?
さて、まだ日没までは時間がある。
Tonyが「アイスの乗ったココナッツシェイク食べる?でっかいよ~」と提案したので、食べることにした。
彼はビーチにある屋台のおばちゃんとも馴染のようで、3人分注文してくれた。結構時間かかるらしく、ブラブラして出来上がりを待つ。
すると、ブログ主の視界にブランコが入った。
大きな木にかけてある、とてもいい雰囲気のブランコ。
周りを見渡して誰も乗ろうとしていないので、彼女はそそくさと乗ってみた。
何を隠そう、この女はもう30代半ばである。
きっと最近「旅先で目に入ったブランコには乗っちゃう症候群」でも発症したのだろう。同じような大きいお友達がいればとても嬉しい。
ひとしきりゆらゆら漕いで、ブログ主はテーブル席に座っている二人の下へと戻った。
そして出てきたココナッツシェイク。確かにでかい。
でも美味しい~!お値段は10RM(約300円)。
ブログ主は、覚えたマレー語で「美味しい!」と屋台のおばちゃんに言ってみたが、通じず。しょんぼり…。
しばし3人で談笑していたら、Tonyの従兄弟という男性が登場した。
彼は、この屋台やビーチのアクティビティのオーナーならしい。「ジェットスキーとかしたかったら声かけてね!」って。
しかも彼は昔に東京に住んでいたらしく、少し日本語も話してくれて大変助かった。
なぜなら、悲しいかなブログ主の英語力は高くないからだ。
始めに桟橋に行った時も、Tonyが色々話していたがあまり理解できず。きっと場所や船の説明だったのだろう。
タイ人坊主も英語は勉強中と言っていたが、割とスムーズに話していて、自分が情けなく惨めに感じた。
もっと皆と沢山話せたら。
彼らの言っていることがもっと分かれば。
言いたいことはあるけれど、なんて言えばいいんだ?と思考停止してしまい、何も言い出せず。やっと絞り出した言葉も何か違う。
でも、分かる話には何とか一言二言でも会話に参加するよう心掛けた。
Tonyのゲストハウスでは、これ以降も人と話す機会が多く、楽しい体験も沢山したのだが、やはり自分の英語力の低さ故、歯痒い思いも沢山した。
非ネイティブに合わせてゆったり話してくれる人もいたが、アメリカ人にサシで数十分マシンガントークされた時は、分からなさすぎて最後には一言も発することもできなくなり、部屋に戻って悔しさで号泣した。
その後も英語の勉強は勿論続けてはいるが、まだまだスムーズな会話にはレベル不足の域を出ない。
それでも、やはり海外に行くのは楽しさが勝る!!
きっと読者諸君もそうお思いだろう。
…話を戻そう。
そうしてココナッツアイスを食べている間に、ついにサンセットの時がやってきた。
ついにサンセット、果たして…!?
始めは曇っていてあまり太陽が見えなかったのだが、どうやら奇跡が起こったらしい。
サンセットの瞬間、太陽にかかっていた雲が晴れたのだ。
あぁ、キレイな夕日が見える!!
丁度、船がいるのがさらにエモい!
美しさに感動するブログ主。
しかし、Tonyとタイ人坊主いわく「昨日のほうがキレイだった」ってさ。
最高ではないのかもしれないが、十分に美しいサンセットを拝むことができてブログ主はとても満足だ。
サンセットを見ながら、波も楽しむ。
水はとってもぬるくて気持ち良い。
タイ人坊主、スボンの裾が濡れるのは気にしないらしい。
しばし波打ち際で楽しんだ後、テーブルに戻りココナッツアイスの残りをせっせと食べる。ちなみにTonyは早くもすでに完食しており、タイ人坊主は食べ切れず持ち帰ることにしたようだ。
そんな折、Tonyの従兄弟の元に、原付きに乗った一人の男性がやって来て何やら渡していた。
ん、もしやあのトゲトゲのフォルムは…!!
突如始まったドリアンパーティ
そう、ドリアン!!
ちなみに、ドゥーリンと発音するらしい。これであなたも海外に行った時に困らないね!
噂に聞く、くっさいフルーツの王様。
東南アジアの公共交通機関や高級ホテルでは持ち込み禁止の表示すらされている、ある意味闇の帝王。
実はブログ主、食べたことはない。
くさいという噂だけで十分。わざわざ食べてみたいと思ったこともなく、食べる機会もなく生きてきた。
しかし、目の前で手際よく捌かれていくドゥーリン。
屋台のおばちゃんや、さっきまで居なかったピチピチの若い女の子2人も出てきて、皆モリモリ食べ始めていた。タイ人坊主も勿論食べている。ああ、皆ドリアン好きなんだな…
手を出していないのはブログ主オンリーである。
「ほれ、食ってみな」とTonyが一切れ差し出してくれた。
百聞は一見に如かず。食ってみるべし!!
まずは嗅いでみる。
…ちょっと臭い。でも思ってたよりは臭くない。だがフルーツとは思えぬニオイ。
恐る恐るかじってみる。
…何だこれ?
これが人生初ドリアンの、正直な感想である。
これまで食べてきたフルーツとは、似ても似つかぬ変な味。
劇的に濃厚だが、フルーツというより何か東南アジアのお惣菜みたいな感じの謎の味が、口いっぱいに広がる。
Tonyから「一気に口に入れろ」とのご指示が入り、もうパクリといってみた。
いやもう何これ?
フルーティさを感じる瞬間もあるが、やはりおかずっぽいような、独特のよく分からない味がする。
とにかくネットリ、濃厚な植物の味。
だが、吐きそうな味ではない。
むしろ、割とイケるぞ。
これが、ドリアンの味か…
まるで世の深淵を知ってしまったかのような気分だ。
↓日本に居ながら深淵の味を知りたい方、いかが?
この突如始まったドリアンパーティ(と勝手に呼称)は、ブログ主の見聞を広めてくれるいい機会となった。
どんどん捌かれていくドリアンを、皆が次々口に入れていく。
ブログ主もパクパク食べた。慣れてくると、より美味しく感じるかも。
しかし、さっき大きなココナッツシェイクを飲んだばかりなので、さすがにお腹いっぱいになり離脱した。シェイクを残してたタイ人坊主は、とっくに輪から離れて一人座っていた。
かくも美しきマジックアワー
「そういえば、日が沈んだ後ってマジックアワーとか言って、空がすごくキレイな色になるんだったな」と何かで読んだのを思い出し、もう一度ビーチまで行ってみたら…
えもいわれぬ美しさの空が、そこには広がっていた。マジックアワー最高…!
サンセット自体よりも、沈んだ後のこの空のほうが好きかもしれない。
刻一刻と変わりゆく空の色、灯り始める家々の明かり。
本当にこの瞬間しか見れない景色。
ふと見ると、タイ人坊主も写真撮りに来ていた。
じっくり自然の美しさを堪能した後は、もうすっかり暗くなってしまった。
そして彼ら3人は、ゲストハウスへと自転車を漕いで帰っていったのであった。
終わりに
さて、いかがだっただろうか。
以上で、Tonyに連れて行ってもらったサンセット、予期せぬドリアンパーティの体験談は終わりだ。楽しんで読んでもらえたなら幸いである。
あなたも旅に出て、今度はあなた自身の楽しい体験談を持って帰ってこよう。
次回は、テロック・バハンで食べたご飯の紹介記事を書く予定だ。
また頑張って工夫を凝らして書くので、どうぞお楽しみに~!
★2023年マレーシア・ペナン島の旅行記一覧はこちら
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