引き続き2018年フィリピンのモアルボアルへ行った時のお話。
今回は、出会った愉快な人々について語る第1回目。
お相手は、私が滞在していた宿の夜勤おじさん!
夜な夜な会って話をしていたエピソードです。
いや~怪しい言い方ですね!
「いや、誰それ?どんな話なんだよ…」と想像つかないでしょうね!?
じゃあ、いってみましょう!
★第1弾はこちら→【フィリピン】電気と水道が止まるNo Power Day【2018モアルボアル旅行記】
宿の夜勤おじさんとは
おじさんとは、
私の泊まった宿にて、夜勤専門のフロントスタッフみたいなお仕事をしている中年男性のこと。
おじさんは基本、上半身は裸だった気がします。まあ暑いからね~
ちょっとお腹の出た、そこらへんにいそうな中年男性。
お仕事内容はよく知りませんが、見てた感じだと…
・夜間にチェックインしに来るお客さんの対応
・トライシクルの運転手とおしゃべり
・エントランスのソファでゴロンと仮眠…などなど
おじさんの守備範囲と思われるエントランス付近は、照明がついておらず夜は暗闇。
身動きできないほどの暗さではないものの、PCとかもなく、誰も来ない間に事務的な仕事をしてる様子もなく。
いや~海外っていいよね、このゆるい感じの働き方。
例えばスーパーのレジで、客がいようが関係なしで店員同士でおしゃべりとかね。
以前、目の前のレジ係のおばちゃんが急に大声で話しだして、一瞬自分に話しかけられたのかとビビったことあります。直後、少し遠くから別のおばちゃんの返事が返ってきて、「よかった、自分じゃなかった」と安心しました。
まあ、これぞ異国の醍醐味!
おじさんと仲良くなったきっかけ
さて、一体全体どんな経緯で、私はそんなおじさんと仲良くなったのでしょうか?
当時、私は喫煙者でした。
宿内で灰皿があるのがどうもフロント近くだけっぽくて、そこへ毎晩タバコを吸いに行っていたわけです。
そしたら、近くにいるおじさんが話しかけてきてくれて仲良くなった次第です。
職場とかでよくある、喫煙者ならではのコミュニティ的な感じ?
まあ、おじさんは喫煙してなかったけど。
↑写真は、宿のレストラン。奥に見える木のベンチでタバコ吸って、おじさんと話してました。
おじさんとのエピソード
エピソード①おじさんは昼も働いている
なんとこの夜勤おじさん、
昼間も別の仕事をしており、三輪バイクみたいな乗り物、トライシクルの運転手をしているそうです。
昼も夜も休みなく働いてるだと…!
大丈夫か…!?
過労死(KAROUSHI)って、確か国際語になったんですよね?
わかっちゃいたつもりだけど、
やはり日本に比べたらフィリピンは貧しい国だし、特にこういった田舎の地域では収入が少ないんだろうな…
と、おじさんの経済状況を想像すると少し心がズキズキしますね。
昼間トライシクルの運転手もしているという話の流れで、
「よかったら、モアルボアルで有名な観光スポット『カワサンの滝』へ連れて行ってあげるよ(もちろん有料)」と言われましたが…
残念ながらお断り!
なぜって?
こういう超ローカルな乗り物って、観光客ボラれるし危険というイメージありません!?
あれあれ、ガイドブックとかで言われる「気をつけろ」的なやつ。
「このおじさん、まさか…この営業のために話しかけてきたのか!?カモだとロックオンされてる??」と警戒心マックス。
まあ、そもそも観光スポットにも興味がなかったですし、「どっか遠出すんの面倒くさい」という、すでに海外という超遠出中にも関わらずのまさかの出不精が発動したのもあります。
まあ、この時はおじさんに会ってまだ2回目という時だし、警戒しまくってたから仕方ないか…。なんせ女一人旅ですし。
ま、もし次会うことがあったら頼もう♪
というか、このコロナ禍でおじさんは一体どうやって暮らしているんだろう…。
元気なんだろうか…
エピソード②外人女性とも付き合ったことある
夜な夜なおじさんと会話し、中には恋愛の話もありました。
おじさんは結婚はしていないようでしたが、外人女性とお付き合いした経験はあるとのこと。おお~いいねえ!
話に出てきたのは、アメリカ人女性の話(しか記憶にない)。
その女性はまあ、何というか…お金にがめつかったらしいです。
もっとお金かけてほしい、高価なものがほしい的な。
いや~どこの国でもそういう女性はいるもんですねえ。
でも私は「アメリカ人が、フィリピンでこんな暮らしをしている人にそんなもん求めんなよ…」と思ってしまいました。
※ちなみに私はブランドや高価なものに全く興味がない人です。
いや、もしかしたらおじさん当時は全く別の仕事をしていて、イケイケだったのかもしれませんね!?…知らんけど。
エピソード③おじさんとディスコへ!?
おじさんから聞いた話、
ここパナグサマビーチエリアでは毎週金曜だか土曜だかディスコが開催されるとのこと。
「え、ディスコ!?」とtonamo好奇心がビンビン反応!
陰キャであるがゆえに、そういうところへ行った経験はなし
↓
・でも、実はそういう音楽好き!
・実は一回行ってみたかった。興味津々。
↓
海外なら、羞恥心捨てて行けるんじゃね…?
で、「そういうの行ったことないけど、行ってみたい!」と言ったわけです。
そしたら、おじさん「連れてってあげるよ」と!
おじさん優しい…!
てか夜なのに仕事大丈夫なのか?
何かよくわからんけど、大丈夫ならしい。
というわけで、おじさんとディスコへ行くことになりました!
開催は夜10時からで、宿から少し離れた場所にあるそうです。
緊張と不安でドキドキ。
↑写真は宿のアイドル、シュガーちゃん。スタッフさんの飼い犬?
名前聞いた時、スタッフさんがMaroon 5のSugar歌ってくれました。好きなんだね~
そして当日夜の10時ごろ。
おじさんを探すと、
なんと…おじさんは行けなくなったとのこと。
えっ…?
そして、代打として宿の若い兄ちゃんに頼んだらしい。
何じゃそら!
人見知りな私は「やっぱやめとこうかな…」という気持ちがよぎったけれど、せっかくおじさんも若者も、私のためにやってくれようとしているのだ。
ここは腹をくくって行くしかない!
というわけで、話したこともない見知らぬ若者と宿を出発。
多分私より年下であろう若者(自己紹介したけど名前忘れちったよ、ごめんね。)とぎこちなく会話しながら、ディスコが開催されるという場所へテクテク向かう。
緊張と不安。
「なんで行くって言っちゃったんだろう…やめとけばよかったかな」と脳内グルグル。
少し歩いて、到着。
屋根だけある簡易な建物。
そこがディスコならしい。南国のビーチらしい開放的な感じ。
ミラーボールみたいなカラフルな照明が天井でくるくる回転していて、微妙なボリュームの音楽もズチャズチャ流れている。
しかし、
そこには誰もいなかった。
「…。」
どうやら、時間が早すぎたらしいです。
まあ、こういうのって確かにもっと遅い時間(深夜くらい?)とかのイメージあるな…。しかしまあ、開始時間少し過ぎで、誰もいないとはねえ…
「帰ろっか。」
ということで、気まずく宿に帰還。
出迎えてくれたおじさんに「誰もいなかったから帰ってきた」と報告しました。
若者にも何だか申し訳なかったな…
よくわからんけど、いい人だった。ありがとう!
結論:tonamo、ディスコ初体験ならず。
気まずい思い出となりましたが…残念というより安心してしまったのは秘密。
今後は、家で一人で音楽かけて歌って踊っときますわ。
コロナだしね!
おうちディスコ。日本流に言えば、おうちクラブ?
まとめ
さて、モアルボアルの宿で出会った夜勤のおじさんとの話をつらつら~と書いてきましたが、いかがだったでしょうか。
(え、訳わかんなかった?そりゃ、ごめんね。)
世の中にはたくさんの人がいます。
皆それぞれ違う環境の中で、違う価値観を持って生きていますよね。
それが良いとか悪いとか、可愛そうとか…こちらの物差しで判断せず、ただ純粋に世の中には色々な人がいる、ということでいいと思っています。
だってそういう未知のものを経験したくて旅行とかするわけだし♪
人生楽しもうぜ!
今後も、こんな感じで私が海外で体験した出来事や人々のことを書いていきたいと思います!
どうぞよろしく。
ではでは!
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